初詣な話 ~荏原七福神編~
2日目は品川周辺で七福神巡りが出来るとのことを聞いて行ってみました。
詳細は下のサイトへGO!
ebara-shichifuku.com
今回はJR大井町駅を起点に大井蔵王権現神社→不動院東光寺→養玉院如来寺→上神明天祖神社→法蓮寺→摩耶寺→小山八幡神社→東急西小山駅と約7kmを歩いて回ってきました。
大井町駅前にでるとすぐこのような通りに出ます。Canon機で撮影するという冒涜的行為ってかこの写真にも青少年の健全に悪い何かが堂々と写り込んでるorz。
この通りを道なりに進むとニコンの大井製作所に繋がるのでこの名前がついたのかと思われます。 「花子と太郎」像。ここにかつて住んでいた萩原朔太郎の詩集『青猫』に因んで作られたブロンズ像だそうです。残念ながらこのあたりで猫を見かけることはかないませんでした。
大井蔵王権現神社です。通りのすぐ脇にぽつんとあるのでこのイベントやってなかったらスルーしてたかもしれない。天狗*1とも縁の深い神社らしく社務所の隣には大きな天狗の面が安置されています。
可愛らしいキャラクターが書き下ろされており各寺社にはこの様な顔ハメ看板が置かれております。本来の七福神の御尊顔は無残にも穴抜きに
ついつい手水鉢は撮ってしまう。(伝われ)
普通の生活道路に面した所に設置されていた自販機。今の時代にまだ現役であるということに驚きだし、どこか奥まった路地裏ではなく生活道路に堂々と置かれているのがスゴイ。
最近はSTD感染が国内でも問題となっておりこういった道具をちゃんと使うことで予防できるものも多いのでお互いのためにもちゃんと装備しましょう。(突然の真面目路線)
www.mhlw.go.jp
続いては不動院東光寺、ここには毘沙門天が祀られています。また境内には下の病気にならないようトイレの守護者である烏蒭沙摩明王も祀られておりponponpainな方は一度参拝なされてみてはいかがでしょうか?エビデンスはないまた、ペットと共にお墓に入ることが出来るようで境内の墓所には通常の墓石の他にペットをかたどった像なども置かれていました。
オヌシ生きておったのか。(ランランルー) 左上に見える高架は東海道新幹線の線路、こんなハイテックなものがある横の道は至って平凡な住宅街というギャップ。この道を道なりに進んでいくと次の目的地です。 布袋様を担当するのはこちらの養玉院如来寺、大井の大仏寺というだけあって本堂には見上げるサイズの大きな大仏が5体安置されており中々壮観な光景です。
布袋さんの首飾りに硬貨引っ掛けるとはなかなか器用な真似しますね皆様……。
上神明天祖神社は今回参拝した寺社の中で一番混んでいましたね、そのせいで本殿の外見撮れていないです。蛇窪とかつて呼ばれていたようで社殿の奥には白蛇も祀られていました。弁天様と蛇って関係が深いのでしょうか?あまりそこら辺の文化には詳しくはないので分からないのですが、鎌倉の銭洗弁天もそう言えば白蛇がいたような気がします。
法蓮寺は東急大井町線荏原町駅から徒歩10秒くらいのところにあるので今回の目的地の中では一番アクセスが良いのではないでしょうか?個人的にここのキャラクターが押せるので後ほど缶バッチはこの子貰います。
ブッダの母親である摩耶様をお祭りしている摩耶寺です。ちゃんとキャラクターにもその象徴である白い像が描かれていますね。
なおこの摩耶寺と次の小山八幡神社は小高いところにあるので多少の坂を登る必要があります。 そしてゴールは小山八幡神社!品川区内随一の高さ*2であり品川百景とのことですが、海からも品川のオフィス街からも少し離れているため生活感のある品川を一望できるといったところです。
このイベントは1月7日までならどこの寺社でゴールしても記念品がもらえますので残り数日ですが興味のある方は都内ですし交通の便も非常に良いので行かれてみてはいかがでしょうか?
初詣な話 ~元旦編~
年が明けたので極々一般的な小市民である私は当然のごとく初詣に行ってまいりました。3日続けてな!
深夜2~3時位にかけて行くとご覧の通り特に規制線なくスムースに参拝することが出来ます。これが日中になると入口の鳥居から大階段下まで長蛇の列となってしまうのです。 出店の顔ぶれも変わらずで安心する。インスタ映えを謳った謎の電飾屋がいたりしたけどね。
日本三大天神のひとつです。流石にこの時間に合格祈願に来る受験生はいません。氏子のおっちゃんたちが篝火囲んで酒盛りしてるのが恒例です。
レンズな話 その6 ~SP 45mm F/1.8 Di VC USD~
レンズな話第6弾はまたまた標準域*1の単焦点レンズのお話になります。
今回のレンズはTAMRONさんが新SPシリーズとして打ち出した先鋒レンズの一角*2である『SP 45mm F/1.8 Di VC USD』です。スペックは以下の通り。
www.tamron.jp
F1.8と明るさ控えめのレンズですが手ぶれ補正が3.5段あり私のような手持ち撮影&ボディ手ぶれ補正なし勢にとっては非常に取り回しの良いレンズであります。
では早速写真を見ていきましょう。
開放F値f/1.8での描写、ピントを合わせただるまの絵馬から奥に向かうに従ってなだらかにボケていきます。 ちょっと絞っても円形絞りのお陰でほら、ボケが煩くない。
45mmという画角ながら最短29cmまで寄れるのがこのレンズの強みです。さすがはタムキュー*3を世に出すTAMRONといったところでしょうか。
見た目に近い画角でテーブルフォトを撮れるのはインスタ映えとやらを狙う方にも使い勝手の良いレンズではないでしょうか?
勿論、風景撮りにもばっちり使えます。見たまま撮れる画角は旅の思い出をそのまま残すのにはうってつけですね。
今更見直すと確かに明るさは若干控えめですが(それでも単焦点レンズでは一般的な明るさ)、手ぶれ補正付いていたり某メーカーのようにボディと同じくらいの重さでは無いので荷物を重くしたくない旅行のときには最適な選択だったのじゃないかという気がします。
ただ、焦点距離被りのせいで出番が少なくなってしまい手放してしまったのですよね……。
にゃーん。
お散歩な話 ~横浜山手・みなとみらい~
お休みがあるとすぐにカメラ持ち出して散歩に出かけてしまう人、はい私のことです。
この時期は山手の洋館群でクリスマスに向けた室内展示が始まっており世界各国の(といってもクリスマス文化のある西欧中心ですが)クリスマス文化が垣間見えるので見ていて楽しくなります。休日とか週末の夕方とかに行くとカップルだらけだから気をつけよう
今回の散歩では50mm単焦点1本&基本モノクロ縛りという謎の縛りプレイで撮影してきました。山手の洋館群はもう何度も行ってるしこれくらいいよね?
こんな感じテーブルには各国のクリスマスディナーの際に使われる食器*1が並べられており今にでもパーティーが始まるかのような雰囲気です。
外交官の家で特徴的な丸い塔状の部屋はかつて外交官夫人が使用していたプライベートルームでありその面影を残す安楽椅子がぽつんと置かれています。勿論この椅子も当時使われていたものであったりそれを再現したものであるため座ることは許されません。日当たりの良い部屋なので座れでもしたら一日中いてしまいそうです。
山手は日本のテニス発祥の地であり現在でもテニスコートがあります。週のど真ん中平日でしたが山手の有閑マダム・有閑ムッシュが爽やかな汗を流していました。このテニスコートの受付になっているハウスもかつての洋館を利用したものでありそこから溢れ出すオーラは「一般市民はお話しにならなくてよ」というハイソなアトモスフィアにあふれていました。
この地がなければテニヌテニスの王子様だけでなく今日の松岡修造も錦織圭も現れていなかったのでしょう。
山手から元町公園を経て下ってくると横浜随一のオシャレタウン元町へと出られます。下った道とメインストリートの交点あたりはちょっと観光地っぽいお店*2がチラホラありますが概ね皆様の想像する通りジュエリーショップ*3や高級革製品店*4が建ち並んでいます。YOKOHAMA民は婚約指輪や結婚指輪をここへ見に来ることも多いとのことですが確かにここならお目当てなものが見つかりそうです。
中華街はもう年始(春節)の準備ですね。
山下公園から赤レンガ倉庫にかけては桟橋に停泊する船をいくつも見ることが出来ます。大さん橋ふ頭ではちょこちょこ豪華客船が寄港しているのでタイミングが合えば夜景と豪華客船と言う組み合わせを見ることが出来ます。また海上保安庁の基地もすぐ側にあるので巡視船も目と鼻の先で停泊しています。
赤レンガ倉庫では毎年恒例のスケートリンクとクリスマスマーケットが継続して開催中です。前回来た時は休日で人が多く奥まで行かなかったので気が付かなかったのですが、ちゃんとツリーまで置いてあるんですね。当たり前だろ
山手・みなとみらいエリアは本当に絵になる場所が多いので一度こういう所でポートレート撮ってみたいものなんですがまあ撮らせてくれる人が誰もいないですよね。
ネットだど結構いきなり声かけて撮らせてもらってる方も少なくないみたいですが私がやったら即事案なので……。夢は夢のままにしておきましょう。
レンズな話 その5 ~EF16-35mm F4L IS USM~
レンズな話第5弾にしてようやくズームレンズのお話です。だが取り回しの良い標準ズームでも便利ズームでもない
cweb.canon.jp
いわゆるキヤノンにおける小三元レンズ*1の一つであり大三元*2には手が届かないけど高性能なレンズがほしい!っていう人の心を鷲掴みにしてしまうレンズの一つです。結構いい値段するとか言わない
16mmから始まる超広角撮影はキットレンズの24mmよりもさらに遠近感の強調された写真を得ることが出来、風景撮影には手放せないものになっています。また開放F4と控えめにしているためか開放撮影でも隅々まで解像しておりシャープネスのためにわざわざ絞らなくてすむのは手持ち撮影勢の私としては手ぶれ補正と相まってありがたい限りです。 絞り羽根が9枚ということもあり光条を18条も出せるため非常に派手な写真にすることも可能です。
レンズコーティングも高品位なものが使用されているため基本的に逆光で使用してもフレア・ゴーストは気にならないレベルなのですが、口径の大きい超広角レンズということで条件によっては盛大に出てしまう場合があります。ただこれも表現の一つとして上手く使えたら楽しいものになる気がします。
35mmまでの範囲をカバーしているので超広角では間抜けになってしまう場合でも準広角~広角域までズームすることで画を引き締めることも簡単にできます。広角域は1mm違うだけで画がガラッと変わるのでそういった意味でも広角域はズームレンズのほうが使いやすいと個人的に思っています。
公称約4段の手ぶれ補正は三脚NGの場所において夜景撮影するさいに強力な助っ人となります。一般的に1/焦点距離が手ブレしないシャッター速度といわれますがこのレンズにおいては1/15~1/40くらいまではそもそも手ブレしない速度であり更にそれより遅く1秒台に入っても条件さえ良ければ手ブレ無視できるのは便利なことこの上ないです。
24mmくらいだとそこまで広角感はないですね。感覚がおかしくなっているという指摘は受け付けないやはり20mmを下回った時の広がり感は一度使い始めると忘れられないものになります。
いやぁしかし広角レンズはいいですなぁ。使い方難しいところがあって始めのうちはレンズに撮らされている写真しか量産できないですが、慣れてくると焦点距離故のパンフォーカスや下からあおったり被写体にぐっと寄っての遠近感を扱えるようになり撮れる写真の幅が大きく変わってきます。
この記事読んで「広角撮影に興味出たけどレンズ高くね?」って言うそこのアナタ!他のレンズメーカー*3やキヤノンでも同等の焦点距離をカバーしつつ廉価なレンズも出回っているのでそちらから始めてみてはいかがでしょうか?
レンズな話 その4 ~SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD~
レンズな話第4弾は『SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD』です。
www.tamron.jp
いわゆる「タムキュー」と言われる名作レンズであり、写真撮ってる人に「オススメのマクロレンズはなんですか?」と聞けば10人に8人位はこのレンズの名前を上げてくると思います。あとの2人はZeissのマクロレンズとかじゃないかな
なおこの記事はマクロレンズの写真という都合上虫の写真が幾つか登場するので苦手な方はブラウザバックをオススメします。
たぶんヤマトシジミと思われる蝶です。最短距離が30cmと短いのと90mmという焦点距離のお陰で小柄なシジミチョウでもこのサイズで撮影できます。レンズ自体が12cm近くありフランジバック*1を考えるとレンズ先端から15cmくらいまで寄れると思われます。
この2枚の写真はほぼ最短撮影距離で撮影しているため絞り開放で撮ると非常にピント面が薄く*2、F8まで絞ったとしても3.73mmしか被写界深度がありません。なので本来であれば三脚で固定して撮るのが正しいのでしょうが、三脚NGな場所や蝶のようにヒラヒラとすぐ移動する被写体相手の際には手持ち撮影せざるを得ません。こういう時に便利なのがTAMRONの十八番である強力な手ぶれ補正です。公称3.5段の手ぶれ補正は新型になったことでシフトぶれまで対応するようになり撮影の幅が大きく広がっています。
開放撮影でのボケはこんな感じになります。流石TAMRON、やわからなボケ味です。その一方でピントを合わせたカモメはその羽毛の細かい毛や海から上がってきた時の僅かな水滴まで繊細に描き出しています。
マクロレンズだからといって近接撮影だけが取り柄ではありません。中望遠レンズとして風景写真にもこの通り見事な描写をしてくれます。1枚目では夫婦岩にかかる注連縄の藁しべ、3枚目では御在所岳に架かるロープウェイのケーブルまでしっかりと見ることが出来ます。
またこのレンズは別名ポートレートマクロレンズとも呼ばれることがあり90mmというポートレート撮るには距離感の丁度よい焦点距離、開放F2.8というF値から得られる柔らかなボケは確かに人物を撮るのに適していると思います。私はポートレート撮るような相手やモデルの知り合いがいないので主に動物相手にレンズ向けていますが。
開放から2段までは絞っても円形絞りになるため被写界深度稼いだり切れ味を増すために絞ってもボケが汚くならないのは本当にありがたい限りです。
一眼レフカメラ、ミラーレスカメラを初めてボケの楽しさに気付き、キットレンズの先に興味が出てきたそこのアナタm9('ュ')入門機だとより望遠寄りになってしまうけど物撮りにも向いているこのタムキューを買ってみてはいかがでしょうか?まだ一世代前のモデルも家電量販店で扱ってたりするのでお安くマクロ撮影が楽しめますよ!
旅行な話 ~京都北部編~
最終日は京都北部編です。昨年来たときには時間が遅くて鹿苑寺の御朱印をもらえなかったのでそれを狙いつつ、京都で一番遅い紅葉とも言われる糺の森へ向かいます。
四条大宮駅にて。嵐電では現在台湾の高雄メトロと観光提携を始めておりそことのコラボヘッドマークを付けているようです。なお、嵐電は他にも江ノ島電鉄とも姉妹提携しており江ノ電カラーの嵐電も走っています。地元が湘南・鎌倉エリアなので乗る車両がそれだとなんか損した気になる。
仁和寺山門 仁和寺庭園 庭園をパノラマ撮影したもの。 金堂(国宝)
世界遺産でもある仁和寺、御室桜が有名なので秋よりも春のほうが人が多くなるのでしょうか?石庭で有名な龍安寺・定番観光スポットである金閣からやや離れているためか修学旅行生の姿はさほど多くはありません。
御室桜、この時期は当たり前ですが葉っぱ一つ無い姿であり春にどんな姿見せるのか想像もつきません。(被写体として面白くなかったので写真はなし)
明るい時間に金閣へ来ることが出来ました。*1
F1.2開放なので等倍で見ると無限遠ピントで被写界深度内にあるはずなのにふわっとした描写になっています。
流石に京都で屈指の日本国内でも十分十本の指に入る代表的観光地、国内旅行者や修学旅行生のみならず海外旅行者もたくさん来ており人を躱して撮影するのも一苦労です。そこの方、フレームに他人入れたくないからって押しのけるのはマナーが悪いと思いますよ。
ここの拝観チケットは鹿苑寺の御札となっており拝観料と引き換えに御札を頂いて入場するのですが、他の宗教の方にも配慮するために中の拝観コース内にはお札納め箱が置いてあり不要な御札をゴミにすることなく返却できるハイテックなシステムが組み込まれています。
糺の森の紅葉。
確かにここの紅葉は色付くのが遅いのですが、植生の関係か一面紅葉とはいかないようです。ここの小川は糺の森の奥にある下鴨神社境内から湧き出た水が鴨川の方へ注ぐルートであるようです。季節によって水量が違うようで境内の源流付近では夏と冬であからさまに量が違うのが分かります。
午後は駅メモ!イベント完走のためにまずは宝ヶ池方面へ。 地下鉄烏丸線の国際会館駅や叡山電鉄宝ヶ池駅より徒歩でアクセスできる宝ヶ池公園は池の周囲がランニングコースになっており訪れた当日もランニングイベントが開催されていたり、陸上部らしき人が自主練などしている様子も見かけられました。
池事態もかなり大きくスワンボートや手漕ぎボートも用意されているようでお暇な方はそれで池の中から風景を見るというのも試してみてはいかがでしょうか?
ちなみにこの時宝ヶ池公園がチェックインスポットだったのですが、うっかりチェックイン忘れたまま松ケ崎駅まで行ってしまい後戻りする羽目になりました。
この後に一気に南下して城南宮へ向かうのですが、到着した頃にはどっぷり日が暮れており撮影も参拝も諦めてチェックインするだけに……なお鳥羽離宮の一角にある由緒正しい神社なのですが、名神高速道路のインターチェンジ側という立地のせいかその手の宿泊施設が参道から一本ズレた所にズラッと建ち並ぶ聖と俗の教会が非常に近いエリアでもありました。
最後はお決まりの駅直結の地下街でお土産買い漁って新幹線の時間まで暇つぶし。
*1:前回は16時過ぎ