旅メモ!

徒然なるままに写真や旅行について書き綴る。

レンズな話 その6 ~SP 45mm F/1.8 Di VC USD~

 レンズな話第6弾はまたまた標準域*1単焦点レンズのお話になります。
 今回のレンズはTAMRONさんが新SPシリーズとして打ち出した先鋒レンズの一角*2である『SP 45mm F/1.8 Di VC USD』です。スペックは以下の通り。

  • 焦点距離:45mm(APS-Cでは約68mm)
  • レンズ構成:8群10枚
  • 絞り:9枚羽 円形絞り
  • 最短撮影距離:29cm
  • フィルター径:67mm
  • 質量:540g

www.tamron.jp
 F1.8と明るさ控えめのレンズですが手ぶれ補正が3.5段あり私のような手持ち撮影&ボディ手ぶれ補正なし勢にとっては非常に取り回しの良いレンズであります。
 では早速写真を見ていきましょう。

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f/1.8 1/800 ISO100
 開放F値f/1.8での描写、ピントを合わせただるまの絵馬から奥に向かうに従ってなだらかにボケていきます。
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f/2.8 1/160 ISO100
 ちょっと絞っても円形絞りのお陰でほら、ボケが煩くない。

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f/8 1/40 ISO400
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f/3.2 1/40 ISO400
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f/2.8 1/50 ISO320
 45mmという画角ながら最短29cmまで寄れるのがこのレンズの強みです。さすがはタムキュー*3を世に出すTAMRONといったところでしょうか。
 見た目に近い画角でテーブルフォトを撮れるのはインスタ映えとやらを狙う方にも使い勝手の良いレンズではないでしょうか?

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f/2.8 1/400 ISO100
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f/4 ISO100
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f/8 1/50 ISO160
 勿論、風景撮りにもばっちり使えます。見たまま撮れる画角は旅の思い出をそのまま残すのにはうってつけですね。

 今更見直すと確かに明るさは若干控えめですが(それでも単焦点レンズでは一般的な明るさ)、手ぶれ補正付いていたり某メーカーのようにボディと同じくらいの重さでは無いので荷物を重くしたくない旅行のときには最適な選択だったのじゃないかという気がします。
 ただ、焦点距離被りのせいで出番が少なくなってしまい手放してしまったのですよね……。

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f/5 1/40 ISO640
にゃーん。

*1:焦点距離40~60mm程度

*2:もう一方はSP 35mm F/1.8 Di VC USD

*3:TAMRONの代表格レンズ

お散歩な話 ~横浜山手・みなとみらい~

 お休みがあるとすぐにカメラ持ち出して散歩に出かけてしまう人、はい私のことです。
 この時期は山手の洋館群でクリスマスに向けた室内展示が始まっており世界各国の(といってもクリスマス文化のある西欧中心ですが)クリスマス文化が垣間見えるので見ていて楽しくなります。休日とか週末の夕方とかに行くとカップルだらけだから気をつけよう
 今回の散歩では50mm単焦点1本&基本モノクロ縛りという謎の縛りプレイで撮影してきました。山手の洋館群はもう何度も行ってるしこれくらいいよね?

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50mm f/1.4 1/200 ISO250
 こんな感じテーブルには各国のクリスマスディナーの際に使われる食器*1が並べられており今にでもパーティーが始まるかのような雰囲気です。

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50mm f/8 1/250 ISO100
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50mm f/1.2 1/600 ISO250
 外交官の家で特徴的な丸い塔状の部屋はかつて外交官夫人が使用していたプライベートルームでありその面影を残す安楽椅子がぽつんと置かれています。勿論この椅子も当時使われていたものであったりそれを再現したものであるため座ることは許されません。日当たりの良い部屋なので座れでもしたら一日中いてしまいそうです。

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50mm f/1.2 1/6400 ISO100
 山手は日本のテニス発祥の地であり現在でもテニスコートがあります。週のど真ん中平日でしたが山手の有閑マダム・有閑ムッシュが爽やかな汗を流していました。このテニスコートの受付になっているハウスもかつての洋館を利用したものでありそこから溢れ出すオーラは「一般市民はお話しにならなくてよ」というハイソなアトモスフィアにあふれていました。
 この地がなければテニヌテニスの王子様だけでなく今日の松岡修造も錦織圭も現れていなかったのでしょう。

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50mm f/1.2 1/2500 ISO100
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50mm f/2 1/800 ISO100
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50mm f/2.5 1/1000 ISO100
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50mm f/1.2 1/4000 ISO100
 山手から元町公園を経て下ってくると横浜随一のオシャレタウン元町へと出られます。下った道とメインストリートの交点あたりはちょっと観光地っぽいお店*2がチラホラありますが概ね皆様の想像する通りジュエリーショップ*3や高級革製品店*4が建ち並んでいます。YOKOHAMA民は婚約指輪や結婚指輪をここへ見に来ることも多いとのことですが確かにここならお目当てなものが見つかりそうです。

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50mm f/4 1/1000 ISO100
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50mm f/6.3 1/500 ISO100
 中華街はもう年始(春節)の準備ですね。

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50mm f/1.2 1/8000 ISO100
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50mm f/1.2 1/8000 ISO100
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50mm f/4 1/2000 ISO100
 山下公園から赤レンガ倉庫にかけては桟橋に停泊する船をいくつも見ることが出来ます。大さん橋ふ頭ではちょこちょこ豪華客船が寄港しているのでタイミングが合えば夜景と豪華客船と言う組み合わせを見ることが出来ます。また海上保安庁の基地もすぐ側にあるので巡視船も目と鼻の先で停泊しています。

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50mm f/8 1/500 ISO100
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50mm f/1.2 1/8000 ISO100
 赤レンガ倉庫では毎年恒例のスケートリンクとクリスマスマーケットが継続して開催中です。前回来た時は休日で人が多く奥まで行かなかったので気が付かなかったのですが、ちゃんとツリーまで置いてあるんですね。当たり前だろ

 山手・みなとみらいエリアは本当に絵になる場所が多いので一度こういう所でポートレート撮ってみたいものなんですがまあ撮らせてくれる人が誰もいないですよね。
 ネットだど結構いきなり声かけて撮らせてもらってる方も少なくないみたいですが私がやったら即事案なので……。夢は夢のままにしておきましょう。

*1:当時使われていたもの

*2:ハチミツ屋

*3:田中貴金属とかスタージュエリーとか

*4:Kitamura

レンズな話 その5 ~EF16-35mm F4L IS USM~

 レンズな話第5弾にしてようやくズームレンズのお話です。だが取り回しの良い標準ズームでも便利ズームでもない
cweb.canon.jp
 いわゆるキヤノンにおける小三元レンズ*1の一つであり大三元*2には手が届かないけど高性能なレンズがほしい!っていう人の心を鷲掴みにしてしまうレンズの一つです。結構いい値段するとか言わない

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16mm f/4 1/40 ISO320
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16mm f/13 1/60 ISO100
 16mmから始まる超広角撮影はキットレンズの24mmよりもさらに遠近感の強調された写真を得ることが出来、風景撮影には手放せないものになっています。また開放F4と控えめにしているためか開放撮影でも隅々まで解像しておりシャープネスのためにわざわざ絞らなくてすむのは手持ち撮影勢の私としては手ぶれ補正と相まってありがたい限りです。
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35mm f/8 8sec ISO100
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16mm f/13 1/5 ISO100
 絞り羽根が9枚ということもあり光条を18条も出せるため非常に派手な写真にすることも可能です。
 レンズコーティングも高品位なものが使用されているため基本的に逆光で使用してもフレア・ゴーストは気にならないレベルなのですが、口径の大きい超広角レンズということで条件によっては盛大に出てしまう場合があります。ただこれも表現の一つとして上手く使えたら楽しいものになる気がします。

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35mm f/5.6 1/80 ISO320
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35mm f/5 
 35mmまでの範囲をカバーしているので超広角では間抜けになってしまう場合でも準広角~広角域までズームすることで画を引き締めることも簡単にできます。広角域は1mm違うだけで画がガラッと変わるのでそういった意味でも広角域はズームレンズのほうが使いやすいと個人的に思っています。

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16mm f/6.3 1.6sec ISO100
 公称約4段の手ぶれ補正は三脚NGの場所において夜景撮影するさいに強力な助っ人となります。一般的に1/焦点距離が手ブレしないシャッター速度といわれますがこのレンズにおいては1/15~1/40くらいまではそもそも手ブレしない速度であり更にそれより遅く1秒台に入っても条件さえ良ければ手ブレ無視できるのは便利なことこの上ないです。

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24mm f/8 20sec ISO100
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16mm f/11 13sec ISO100
 24mmくらいだとそこまで広角感はないですね。感覚がおかしくなっているという指摘は受け付けないやはり20mmを下回った時の広がり感は一度使い始めると忘れられないものになります。

 いやぁしかし広角レンズはいいですなぁ。使い方難しいところがあって始めのうちはレンズに撮らされている写真しか量産できないですが、慣れてくると焦点距離故のパンフォーカスや下からあおったり被写体にぐっと寄っての遠近感を扱えるようになり撮れる写真の幅が大きく変わってきます。
 この記事読んで「広角撮影に興味出たけどレンズ高くね?」って言うそこのアナタ!他のレンズメーカー*3キヤノンでも同等の焦点距離をカバーしつつ廉価なレンズも出回っているのでそちらから始めてみてはいかがでしょうか?

*1:開放F4固定で広角域・標準域・望遠域をそれぞれカバーするズームレンズ群

*2:開放F2.8固定で広角域・標準域・望遠域をそれぞれカバーするズームレンズ群

*3:TAMRONSIGMATokinaなど

レンズな話 その4 ~SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD~

 レンズな話第4弾は『SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD』です。
www.tamron.jp

 いわゆる「タムキュー」と言われる名作レンズであり、写真撮ってる人に「オススメのマクロレンズはなんですか?」と聞けば10人に8人位はこのレンズの名前を上げてくると思います。あとの2人はZeissマクロレンズとかじゃないかな
 なおこの記事はマクロレンズの写真という都合上虫の写真が幾つか登場するので苦手な方はブラウザバックをオススメします。

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f/8 1/30 ISO3200
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f/8 1/160 ISO500
 たぶんヤマトシジミと思われる蝶です。最短距離が30cmと短いのと90mmという焦点距離のお陰で小柄なシジミチョウでもこのサイズで撮影できます。レンズ自体が12cm近くありフランジバック*1を考えるとレンズ先端から15cmくらいまで寄れると思われます。
 この2枚の写真はほぼ最短撮影距離で撮影しているため絞り開放で撮ると非常にピント面が薄く*2、F8まで絞ったとしても3.73mmしか被写界深度がありません。なので本来であれば三脚で固定して撮るのが正しいのでしょうが、三脚NGな場所や蝶のようにヒラヒラとすぐ移動する被写体相手の際には手持ち撮影せざるを得ません。こういう時に便利なのがTAMRONの十八番である強力な手ぶれ補正です。公称3.5段の手ぶれ補正は新型になったことでシフトぶれまで対応するようになり撮影の幅が大きく広がっています。

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f/2.8 1/2000 ISO100
 開放撮影でのボケはこんな感じになります。流石TAMRON、やわからなボケ味です。その一方でピントを合わせたカモメはその羽毛の細かい毛や海から上がってきた時の僅かな水滴まで繊細に描き出しています。

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f/8 1/500 ISO100
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f/8 1/6 ISO6400
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f/8 1/250 ISO100
 マクロレンズだからといって近接撮影だけが取り柄ではありません。中望遠レンズとして風景写真にもこの通り見事な描写をしてくれます。1枚目では夫婦岩にかかる注連縄の藁しべ、3枚目では御在所岳に架かるロープウェイのケーブルまでしっかりと見ることが出来ます。

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f/5.6 1/125 ISO160
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f/3.2 1/640 ISO320
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f/4.5 1/160 ISO2000
 またこのレンズは別名ポートレートマクロレンズとも呼ばれることがあり90mmというポートレート撮るには距離感の丁度よい焦点距離、開放F2.8というF値から得られる柔らかなボケは確かに人物を撮るのに適していると思います。私はポートレート撮るような相手やモデルの知り合いがいないので主に動物相手にレンズ向けていますが。
 開放から2段までは絞っても円形絞りになるため被写界深度稼いだり切れ味を増すために絞ってもボケが汚くならないのは本当にありがたい限りです。

 一眼レフカメラ、ミラーレスカメラを初めてボケの楽しさに気付き、キットレンズの先に興味が出てきたそこのアナタm9('ュ')入門機だとより望遠寄りになってしまうけど物撮りにも向いているこのタムキューを買ってみてはいかがでしょうか?まだ一世代前のモデルも家電量販店で扱ってたりするのでお安くマクロ撮影が楽しめますよ!

*1:マウント面からセンサー面までの距離

*2:前方0.66mm、後方0.66mmの計1.32mm

旅行な話 ~京都北部編~

 最終日は京都北部編です。昨年来たときには時間が遅くて鹿苑寺御朱印をもらえなかったのでそれを狙いつつ、京都で一番遅い紅葉とも言われる糺の森へ向かいます。

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EF50mm F1.2L USM f/3.5 1/100 ISO125
 四条大宮駅にて。嵐電では現在台湾の高雄メトロと観光提携を始めておりそことのコラボヘッドマークを付けているようです。なお、嵐電は他にも江ノ島電鉄とも姉妹提携しており江ノ電カラーの嵐電も走っています。地元が湘南・鎌倉エリアなので乗る車両がそれだとなんか損した気になる。

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EF50mm F1.2L USM f/8 1/160 ISO100
 仁和寺山門
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EF50mm F1.2L USM f/8 1/100 ISO200
 仁和寺庭園
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EF16-35mm F4L IS USM f/8 1/250 ISO100
 庭園をパノラマ撮影したもの。
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EF16-35mm F4L IS USM f/8 1/200 ISO100
 金堂(国宝)

 世界遺産でもある仁和寺、御室桜が有名なので秋よりも春のほうが人が多くなるのでしょうか?石庭で有名な龍安寺・定番観光スポットである金閣からやや離れているためか修学旅行生の姿はさほど多くはありません。
 御室桜、この時期は当たり前ですが葉っぱ一つ無い姿であり春にどんな姿見せるのか想像もつきません。(被写体として面白くなかったので写真はなし)

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EF50mm F1.2L USM f/1.2 1/2000 ISO100
 明るい時間に金閣へ来ることが出来ました。*1
 F1.2開放なので等倍で見ると無限遠ピントで被写界深度内にあるはずなのにふわっとした描写になっています。
 流石に京都で屈指の日本国内でも十分十本の指に入る代表的観光地、国内旅行者や修学旅行生のみならず海外旅行者もたくさん来ており人を躱して撮影するのも一苦労です。そこの方、フレームに他人入れたくないからって押しのけるのはマナーが悪いと思いますよ。
 ここの拝観チケットは鹿苑寺の御札となっており拝観料と引き換えに御札を頂いて入場するのですが、他の宗教の方にも配慮するために中の拝観コース内にはお札納め箱が置いてあり不要な御札をゴミにすることなく返却できるハイテックなシステムが組み込まれています。

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EF50mm F1.2L USM f/8 1/80 ISO1250
 糺の森の紅葉。
 確かにここの紅葉は色付くのが遅いのですが、植生の関係か一面紅葉とはいかないようです。ここの小川は糺の森の奥にある下鴨神社境内から湧き出た水が鴨川の方へ注ぐルートであるようです。季節によって水量が違うようで境内の源流付近では夏と冬であからさまに量が違うのが分かります。

 午後は駅メモ!イベント完走のためにまずは宝ヶ池方面へ。

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EF50mm F1.2L USM f/8 1/80 ISO320
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EF50mm F1.2L USM f/1.4 1/200 ISO100
 地下鉄烏丸線国際会館駅叡山電鉄宝ヶ池駅より徒歩でアクセスできる宝ヶ池公園は池の周囲がランニングコースになっており訪れた当日もランニングイベントが開催されていたり、陸上部らしき人が自主練などしている様子も見かけられました。
 池事態もかなり大きくスワンボートや手漕ぎボートも用意されているようでお暇な方はそれで池の中から風景を見るというのも試してみてはいかがでしょうか?
 ちなみにこの時宝ヶ池公園がチェックインスポットだったのですが、うっかりチェックイン忘れたまま松ケ崎駅まで行ってしまい後戻りする羽目になりました。

 この後に一気に南下して城南宮へ向かうのですが、到着した頃にはどっぷり日が暮れており撮影も参拝も諦めてチェックインするだけに……なお鳥羽離宮の一角にある由緒正しい神社なのですが、名神高速道路のインターチェンジ側という立地のせいかその手の宿泊施設が参道から一本ズレた所にズラッと建ち並ぶ聖と俗の教会が非常に近いエリアでもありました。

 最後はお決まりの駅直結の地下街でお土産買い漁って新幹線の時間まで暇つぶし。

*1:前回は16時過ぎ

旅行な話 ~奈良編~

 4日目は奈良編です。奈良は京都のように観光するところが密集していないので奈良市内を見るか、橿原市内へ行くか、明日香村まで足を伸ばすか毎度迷うのですが、今回は奈良市内を見ていきます。

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Canon EOS 5D Mark IV+EF50mm F1.2L USM
f/5 1/200 ISO100
 奈良の友人に連れられてお砂糖専門店
へ。お米と麦芽から作った飴(いわゆる膠飴)*1やら和三盆糖金平糖などを取り扱っており試食することも出来ます。
砂糖傅
 優しい甘さで主張が強くない中にもコクの有る飴なので料理などにも向いているそうです。

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Canon EOS 5D Mark IV+SIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM Art
f/8 1/250 ISO100
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Canon EOS 5D Mark IV+SIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM Art
f/5 1/500 ISO100
 世界遺産元興寺になります。ここの屋根瓦は飛鳥時代に作られたものがそのまま現在でも葺かれており2枚目の写真で写っている辺りがその瓦で葺かれている所になります。今から1300年も前の瓦が変わらず現役で使われているというのは不思議な感じがします。

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Canon EOS 5D Mark IV+EF16-35mm F4L IS USM
f/4 1/80 ISO800
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Canon EOS 5D Mark IV+EF16-35mm F4L IS USM
f/5 1/60 ISO1000
www.kakinoha.co.jp
 お昼ごはんは奈良名物の柿の葉寿司です(っ'ュ'c)。ローストビーフの押し寿司とかアナゴの押し寿司とか普段見たことのない押し寿司もセットになってました。食後の抹茶ラテと柿の葉餅も控えめなさっぱりとした甘さでアンコに煩い私でも大満足の逸品です。これでしばらくはオハギ中毒が緩和される。

 奈良と言えば鹿、鹿と言えば奈良。

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Canon EOS 5D Mark IV+EF50mm F1.2L USM
f/1.2. 1/500 ISO100
 (・ω<)テヘペロ。(死語)
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Canon EOS 5D Mark IV+EF50mm F1.2L USM
f/2.2 1/400 ISO100
 子鹿ちゃん。
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Canon EOS 5D Mark IV+EF50mm F1.2L USM
f/3.5 1/160 ISO100
 まだ角が大きくないので角切りされなかったのか?刺されたら穴開くわ。

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Canon EOS 5D Mark IV+EF50mm F1.2L USM
f/5 1/500 ISO100
 お水取りで有名な二月堂、大きな松明を持ってバルコニー部分を駆け抜けるのですが、実際にその場へ行ってみると想像していた以上に足場が悪くここを8mの大松明を担いで駆け抜けるのは相当大変だろうと思いました。

 二月堂の近くにある東大寺春日大社は去年行ったのでこの後は奈良を離れ宇治の平等院へ。

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Canon EOS 5D Mark IV+EF16-35mm F4L IS USM
f/9 1/10 ISO100
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Canon EOS 5D Mark IV+EF16-35mm F4L IS USM
f/8 5sec ISO100
 自分が行ったときには既にライトアップの夜間拝観は終わっており黄昏時の鳳凰堂を撮るのが精一杯でした。ちょうど正面に回ると西日が逆光になる条件でありHDR機能を使わないと空が白飛びするか建物が黒潰れするかという状況です。流石にライトアップのないこの時間は観光客も少なくゆったりと見て回ったり撮影できたりしますね。まあ閉門時間まで1時間ちょいなので展示室は駆け足でしたけど。

 奈良を案内してくれた友人と京都駅でラーメン食べてヨドバシ行ってカメラ沼の淵に立たせて別れたあとは東寺のライトアップリベンジへ。

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Canon EOS 5D Mark IV+EF16-35mm F4L IS USM
f/8 4sec ISO100
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Canon EOS 5D Mark IV+EF16-35mm F4L IS USM
f/8 1.6sec ISO100
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Canon EOS 5D Mark IV+EF16-35mm F4L IS USM
f/8 1/3.2 ISO100
 やはり土曜日とは言え紅葉のピークシーズンから外れているため旅行前にTVでみたような人の多さはなく三脚構える余裕がありました。
 昨日とは打って変わって穏やかな夜だったので風もほぼ凪いでおりリフレクションも見事なライトアップでした。しかしライトアップの時はホワイトバランスをどうするか迷いますね。都市部の夜景なら青みを強くすればそれっぽくなるのですが、こういった寺社仏閣では青みが強いとアトモスフィアと噛み合わなくなってしまう一方で太陽光くらいの5400Kとかにすると今度は炎上しているかのようなオレンジ一色になってしまう……。

*1:漢方薬にも含まれる生薬の一種

旅行な話 ~嵯峨・嵐山編~

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Canon EOS 5D Mark IV+EF50mm F1.2L USM
f/8 1/100 ISO400
 嵐山に来たのはいいのですが曇天……なんなら予報は曇り後雨という私の旅行にはあるまじき事態。*1
 雨の紅葉というのも中々に乙なものではありますがこの時期の氷雨はゴリゴリ体力を削っていきます。
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Canon EOS 5D Mark IV+EF50mm F1.2L USM
f/1.2 1/400 ISO400
 宝厳院の特別拝観では獅子吼の庭を見ることが出来ます。しかしながらこちらもほぼ散り紅葉、流石に標高も高く川沿いの寒いエリアなので仕方ないですね。
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Canon EOS 5D Mark IV+ f/ 1/ ISO

 この日も修学旅行生がたくさんいましたが一人旅だったので運良く席が空いており嵯峨野トロッコ列車に乗ることが出来ました。本当なら新緑の季節や紅葉のピークシーズンに乗れたら鮮やかな景色が広がってたのでしょうが今回は駅メモ!イベント攻略のためと割り切りましょう。

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Canon EOS 5D Mark IV+EF50mm F1.2L USM
f/1.2 1/125 ISO100
 トロッコ嵐山駅。ホームの背中側にある線路をJR線が駆け抜けていく一方でガタガタと大きな音を鳴らしてトロッコ列車が入線します。
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Canon EOS 5D Mark IV+SIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM Art
f/4 1/200 ISO200
 車窓からは保津川下りを見ることが出来ます。私も帰り乗って帰ろうかと一瞬思いましたが4kというお値段に腰が引けてしまい断念、お一人様遊びでやるようなものではないですね。
 そのままトロッコ列車に揺られてトロッコ亀岡駅まで行った後に歩いて亀岡駅に向かい、そのままJRでビュンと嵐山に戻ってきました。一旦京都ヨドバシまで戻ってSDカード補充したけどな。

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Canon EOS 5D Mark IV+EF50mm F1.2L USM
f/1.2 1/800 ISO100
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Canon EOS 5D Mark IV+EF50mm F1.2L USM
f/5 1/100 ISO800
 以前友人にオススメと言われていた宝筐院にも行ってきました。同じように庭園の写真撮りに来ていた同志と思われる方が何名かいましたがやはりフォトジェニックスポットとして有名なようですね。
 ここで写真撮ってたところ本格的に雨が降り出しまして慌てて渡月橋のそばにあるカフェへ緊急避難、あまりの寒さにパフェ食べる気にもならずお抹茶をいただきます。

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Canon EOS 5D Mark IV+EF50mm F1.2L USM
f/8 10sec ISO50
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Canon EOS 5D Mark IV+SIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM Art
f/8 30sec ISO100
 カフェで温まりながらうだうだしてると嵐山花灯路がようやく点灯しました。雨脚は若干弱くなったものの小雨霧雨が降り続いておりレンズフードしても水滴が付いてしまいます。あってよかった防水機能、あってよかった保護フィルタ。
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Canon EOS 5D Mark IV+EF16-35mm F4L IS USM
f/16 176sec ISO50
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Canon EOS 5D Mark IV+EF50mm F1.2L USM
f/16 135sec ISO50
 竹林の小径は花灯路でも一、二を争う人気スポットのようで三脚構えて撮影する人や自撮り棒で撮る人、360°カメラで動画撮ってる人など様々です。
 ここで撮り始めた頃には雨もほぼ落ち着き濡れることはなくなったのですが、濡れた地面と濡れた靴が山間の冷気によってより一層冷やされ足先・指先の感覚がどんどん無くなっていきます。
 凍傷防ぐためにバルブ撮影中は足踏みしたりマッサージしたりと傍目から見ると完全に変な人かと思われても仕方が無い状態でした。

 花灯路はゆったり見ようと思ったら試験点灯の日を狙ったほうが良かったですね。平日の夜だからまだ人少ないでしょと侮っていたら大分夜が更けるまで人波がおさまらずバルブでも人が消えないほどでした。
 この日は結局点灯からほぼ消灯時刻までいたのですが、ホテルに戻って1時間位風呂に浸からないと芯まで凍えた体が温まらないほど冷え切ってしまいました。

*1:晴天の加護により50%までの降水確率を跳ね返す程度の脳力