旅行な話 ~冬の秩父・氷の世界~
友人に「週末暇?」と聞かれてその場のノリで秩父行きをキメてきました。
前々から秩父自体には興味があったので渡りに船ではあったのですがまさかこの真冬に行くことになるとは思わなかったです。
秩父は西武鉄道の末端で埼玉の奥地というイメージが強かったのですが*1地元からだと湘南新宿ラインや東横線で池袋まですんなりアクセスできるようになっていたため思ったよりは遠く感じなかったです。*2
今回の撮影旅行での装備は以下の通りです。
・EOS 5DMarkⅣ
・opera 50mm F1.4 FF
・EF50mm F1.2L USM
・TAMRON SP 90mm F/2.8 Di VC USD MACRO1:1 F017
・TAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2 A032
仕事終わりにダッシュで準備していたのでEF16-35mm F4L IS USMをカメラリュックに入れ忘れてしまい折角の風景なのに超広角域を使えないという痛恨のミスをしてしまいました。旅行の準備は前もって落ち着いて行うべきですね。
まず最初に訪れたのはひさつきの氷柱、ここはライトアップなどはしていないのですが比較的氷柱の近くまで寄ることができるのでインパクトのある写真は撮りやすいかと思います。*3
人里離れた場所に位置しておりライトアップもしていないので超広角レンズで空を写す範囲広げれば星景と氷柱を絡めて撮ることが出来ました。同行した友人はTAMRONの軽量超広角レンズ*4持っていたのでそれで空を絡めていましたね。
続いては更に奥秩父へ分け入って尾ノ内渓谷百景氷柱です。
撮影タイミングの都合で青いライトアップがメインになってしまっていますが、実際は百景氷柱の名前通り赤や緑などといった様々な色のライトに順繰りと照らされて様々な表情の氷景を楽しむことが出来ます。
光の色が変わるタイミングや時間は特に決まっていないのかランダムに変わっているようで夜景撮影でよく行う長時間露光で10秒とかシャッターを開いていると露光中に色が変わってしまうということがしばしばありました。ここらへんは感度と相談して適度なSSで撮影する技術を身に着けないとダメだと感じたところですね。
夜は近くのゴルフ場の宿泊施設で一泊、メインのクラブハウスでの宿泊かなと思ったらまさかの併設コテージというサプライズはありましたが大浴場付きの宿泊施設というだけでもう十分ですね。
翌日は一番名前の知られている三十槌の氷柱へ向かいました。 ここは人工的に氷柱を作っている部分と自然のまま氷柱ができた部分との両方を見ることができます。 天然ゾーンは成り行きに任せたままになっているので昨日の尾ノ内渓谷やこの後に掲載する芦ヶ久保とは違い繊細な氷柱が見られる風景になっています。 逆に人工ゾーンは壁面全体に氷柱が育っており圧倒的なスケール感で迫ってきます。ライトアップを見れたらそれはまた壮観だったのでしょう。
このあとは適当に道の駅で昼ごはん食べて友人と解散した後にあしがくぼの氷柱へ寄っていきました。来るときに車窓からちらっと見えたのと空席のある特急が1時間後と余裕があったのでちょうどよかったです。 上の写真からも分かる通り西武線の車窓から見ることができ、逆に氷柱エリアからは氷の中を駆け抜けていく電車を撮ることができるスポットになっています。
ここの氷柱は柵で仕切られてはいるものの他の氷柱スポットと比べてかなり近くまで近寄ることができるのでまるで氷河に飲み込まれているかのように感じることができます。また氷柱との距離が近いおかげで広角レンズや魚眼レンズなどでパースを活かした写真を非常に撮りやすい気がします。*5
ここまで大きく範囲のある氷柱を整備するのは本当に大変かと思います。
単に氷柱を見せるだけでなく電車の時刻表を掲示して撮影タイミングを分かりやすくしてくれたり、金曜日限定ではありますが撮影&プリントサービスを展開しているなど観光資源として力を入れているのがすごく伝わってきました。
各エリアが結構距離あるので自動車がないと回りにくい点はありますが今度来るときには超広角レンズ忘れずに装備して乗り込みたいですね。