鎌倉な話 ~トワイライトカマクラ~
今年に入って既に4回目の鎌倉訪問。
この日の鎌倉は非常に風が強く海岸の砂が巻き上げられているのか大分靄がかかってしまい遠景に関してはピントが甘いのかただ靄のせいでソフトになっているのかが分からなくなっている。
三連休中日で観光客が多くカマクラニュービーも多いため、食べ物を狙って数多くのトビが空を旋回している。*1
風に乗って飛翔するトビを追いかけて望遠レンズで撮影するのは中々骨が折れる。狭い画角から簡単にロストしてしまうのと動体撮影に特化した7Dシリーズ*2ではないため私の持ちうる技術をテクノロジーで十二分に補えず非常に歩留まりの悪い結果に……。
鳥貴族の皆様は私の使うレンズよりもさらに望遠画角のを*3使っていたり単焦点レンズ*4を使っていながら素晴らしい写真を収めているのは本当に驚嘆しかない。
海に入るために誰かが脱いで忘れていったのか、それともいま冬の海に漂っているサーファーの物か分からないが脱ぎ捨てられたクロックス、砂浜に打ち捨てられているビーサンやクロックスはなぜか行儀よく並んでいることが多いのは常々疑問である。
湘南の海はいかなる季節であろうといかなる天候であろうとサーファーにエンカウントする場所である。オンシーズンの夏が近づくとそれこそサーフ装備した方々におうごんのツメを取った後のピラミット*5のよう。
今日は強風のためか中々に波が高く、波待ちで待機しているサーファーが遠目から見ると波に攫われて溺れているのじゃないかと錯覚するほど。
もう後一ヶ月ほどするとシラス漁解禁で賑わうようになる腰越漁港。まだこの時期はしらすが禁漁期のため人もまばらで防波堤でゆったりと釣り糸を垂らす釣り人が幾人かいるくらい。波が高くて漁に出ていないのか干物を作っていそうな場所にはわかめが吊り下げられパリパリになっている。
YOKOHAMAを代表するアーティストである「ゆず」が『夏色』のPV似て使っていた”あの長い長い下り坂”がここ。
地元じゃない人が紹介すると時折間違って「鎌倉高校脇の坂」となっていることが多いが、実際は県立七里ヶ浜高校と鎌倉プリンスホテルの間にある坂です。*6
ケンコー・トキナーのトワイライトレッドフィルターを使用しての撮影。
www.kenko-tokina.co.jp
夕暮れ時の赤味をかなり強調して全体に強い赤紫を加えるのでかなり飛び道具的な使用方法になるが面白い絵を撮るのには中々便利なフィルター。
姉妹品にトワイライトブルーもあるので今度はそちらにも手を出してみたい。
弱点としてはかなり色の濃いカラーフィルターのため2段の減光があるのとフィルター枠が厚いので広角レンズではケラれてしまうという……。撮影方法によっては周辺減光に溶け込ますことも出来るけど難しいところ。
しかし、近場でアクセスが良いからと何度も鎌倉に来ては撮影しているがそろそろ鎌倉エリアで撮影する写真が頭打ちになってきた。
かなり歩き回って面白そうなスポットを目星つけているというチノ=リはあるが、ただ単に風景を撮るだけということでは面白みが無くなってきている。ポートレートを撮ってみたら面白そうではあるが自分の撮影スタイルで行くと知らないモデルを連れ回してポーズ決めて撮るということは100%失敗することが確定的に明らかなので友人に依頼するしか無いか……。